自社ブランドのサービスを差別化しよう!

ビジネスが多様化し、モノや情報があふれる今の時代。 「どの会社も似たようなことをやっている」と思われてしまえば、せっかくのサービスも埋もれてしまいます。
そこで大切なのが、自社らしい独自の価値=差別化です。
「○○といえば△△」と自然に連想されるような特徴を築くことで、ブランドは他社と明確に区別され、選ばれる存在へと育っていきます。
今回は、ブランディングの成功に欠かせない「サービスの差別化」をテーマに、その実践のヒントをお届けします。
Point① 想いの明確化
差別化の出発点は、まず自分たちの想いをはっきりさせることです。ブランドが目指す未来像や、お客様に届けたい価値を具体的に言語化していきましょう。 以下の問いに答えてみると整理しやすくなります。
●過去・現在・未来、どんな想いで仕事をしてきたか、していきたいか ●どんな価値をお客様に届けたいか ●どんなサービスを提供していきたいか ●自分たちのサービスを通して、何を叶えたいか
想いの明確化はブランドの原点です。
これが、その後の商品・サービス開発やPRの軸となり、さらに社員全員で共有することで、組織としての行動力にもつながります。
Point② 強みの発見
想いを言語化したら、次は自社の強みを発見することです。差別化は「特別なことを新しく生み出す」よりも、すでに持っている強みを見つけて磨くことから始まります。
強みを見つけるために、こんな取り組みがおすすめです。 会社の特徴や魅力をとにかく書き出す チームで意見を出し合い、多角的に整理する 実際に顧客の声を集めてみる
自分たちでは当たり前と思っていることも、第三者から見れば大きな魅力になっていることがあります。 また、小さな強みでも組み合わせることで、他社にはない独自性に育っていきます。
発見した想いや強みは、サービス内容やデザイン、運営方法などに具体的に反映させましょう。 「らしさ」が伝わる表現を積み重ねることで、顧客の記憶に残るブランドが形づくられていきます。
想いや強みを明確化したブランディング事例
社会福祉法人 安代会
岩手県八幡平市にある社会福祉法人 安代会は、地域に根ざした活動を続ける人気の福祉法人。しかし、少子高齢化による若手人材の減少で採用力の強化が急務に。将来を担う幹部人材の育成も課題となっていました。
そこで、ストレングスファインダー研修で社員同士のコミュニケーション基盤を整えたうえで、全社員と若手キーマンが参加するワークショップを実施。安代会の魅力や強みを洗い出し、共有する取り組みを進めました。
■ロゴ・コーポレートアイデンティティの策定



■リクルートサイトのリニューアル

■リクルートパンフレットのリニューアル


まとめ
いかがでしたでしょうか。「差別化」は、ブランディングにおいて欠かせない要素のひとつです。
サービスや商品が溢れる今の時代、他社と同じでは選ばれないのが現実。だからこそ、自社の「想い」と「強み」を軸に差別化を図ることが、安定した売上やファンづくりにつながります。
差別化されたブランドは、価格競争に巻き込まれにくく、長期的に信頼を積み重ねることができます。
さらに、お客様にとって「唯一無二の存在」として認知されることで、採用・販路開拓・地域や社会への影響力など、ビジネス全体に好循環をもたらします。
今日からできることは、まず「自社の想い」と「強み」を言語化し、社内で共有すること。そこから一歩ずつ、差別化の道筋が見えてきます。
ぜひ、顧客から選ばれ続けるブランド展開を意識し、企業の未来を切り拓いていきましょう!
私たちアドハウスパブリックは、企業のストーリー発掘から社内浸透、デザインを通じたブランディング強化までトータルでサポートしています。
また、会社案内・イベント用リーフレット・新商品のパッケージデザインなど、幅広い制作物のご提案も可能です。
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